『 人間はこれ生死無常、芭蕉泡沫のさかひ。 』
保元物語(作者未詳 鎌倉時代中期(1219〜1222年頃?)の軍記物語)より
「人間」は、人のすむ世界のこと。
「芭蕉」は、破れやすい芭蕉の葉。
「泡沫」は、すぐに消えてしまう水の泡で「はかない」事の例え。
「さかひ」は、区域の意味。
平安時代末期。京の都で皇位継承を巡り、後白河天皇方と崇徳上皇方に朝廷が分裂し、肉親同士が相争った「保元の乱(1156年)」。戦に敗れ、讃岐で崩御した崇徳院(崇徳天皇 1119〜1164年)の怨念は、地震・火災・大風となって、京都の人々を悩ませ続け、その後、長く続く動乱の始まりとなったという。
■「保元物語」に関連する防災格言内の主な記事
無住(鎌倉時代の臨済宗僧侶)(2014.08.25 防災格言)
慈円(2014.03.17 防災格言)
宇治拾遺物語より(2014.06.09 防災格言)
兼好法師[1](2010.01.04 防災格言)
兼好法師[2](2012.06.04 防災格言)
鴨長明[2] (平安時代末期の歌人・随筆家)(2012.05.28 防災格言)
鴨長明[1] (平安時代末期の歌人・随筆家)(2008.03.31 防災格言)
平治物語(上巻)より(2009.05.25 防災格言)
楠木正成(2014.03.31 防災格言)
平家物語 巻十二より(2014.02.10 防災格言)
藤原敦光 (平安時代の文章博士)(2011.09.05 防災格言)
眠たいは大事のことぞ(平家物語)より(2013.01.16 編集長コラム)
防災格言,格言集,名言集,格言,名言,諺,哲学,思想,人生,癒し,豆知識,防災,災害,火事,震災,地震,危機管理