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軍記物語『保元物語』に書かれた格言(鎌倉時代中期)[今週の防災格言380]

time 2015/03/23

軍記物語『保元物語』に書かれた格言(鎌倉時代中期)[今週の防災格言380]


『 人間はこれ生死しょうじ無常むじょう芭蕉ばしょう泡沫ほうまつのさかひ。 』

保元物語(作者未詳 鎌倉時代中期(1219〜1222年頃?)の軍記物語)より

「人間」は、人のすむ世界のこと。
「芭蕉」は、破れやすい芭蕉の葉。
「泡沫」は、すぐに消えてしまう水の泡で「はかない」事の例え。
「さかひ」は、区域の意味。

平安時代末期。京の都で皇位継承を巡り、後白河天皇方と崇徳上皇方に朝廷が分裂し、肉親同士が相争った「保元の乱(1156年)」。戦に敗れ、讃岐で崩御した崇徳院(崇徳天皇 1119〜1164年)の怨念は、地震・火災・大風となって、京都の人々を悩ませ続け、その後、長く続く動乱の始まりとなったという。

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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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