『 正しい知識に基づいた冷静な行動ができるように、
心身の訓練を普段からしておくことである。』
竹田美文(1935〜 / 元国立感染症研究所所長 京大医学部教授 医学博士)
竹田美文(たけだ よしふみ)教授は、感染症や細菌学の国際的な専門家の一人。
東京大学教授、京都大学教授、国立国際医療センター研究所長、国立感染症研究所所長、実践女子大教授を歴任し、現在は岡山大学大学院特任教授。WHOやJICAなどの役員や政府の感染症法案の検討会委員長など務められた。
格言とした発言の全文:
『新しく出現する感染症対策には、官・民・学が、それぞれの役割を十分に認識し、協力してあたらなければならない。
民の役割は、普段から感染症に対する危機意識を十分に持っておくようにすることで、危機意識を持つということは、感染症をいたずらに怖がるのではなく、正しい知識に基づいた冷静な行動ができるように、心身の訓練を普段からしておくことである。
官の役割は、予想できないことが起こった時の対策を普段から考え、実施するという危機管理対策である。危機管理対策が万全であれば、仮に感染症が侵入してきても、大きい流行が起こることはない。
学の役割は診断・治療・予防の研究をすることである。』
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寺田寅彦「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい。」(2009.3.2 防災格言)
田尻稲次郎(スペイン風邪当時の東京市長)(2008.12.22 防災格言)
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国立感染研 岡部信彦(2009.02.23 防災格言)
WHO中国伝染病担当 ジュリー・ホール(2009.02.02 防災格言)
厚生労働省 2007(平成19)年 インフルエンザ総合対策標語(2009.10.26 防災格言)
ボッカチオ「デカメロン」より(2010.11.15 防災格言)
CDC(米国疾病予防管理センター)感染対策ガイドライン(2013.12.30 防災格言)
アルフレッド・W・クロスビー(アメリカの歴史学者)(2014.07.28 防災格言)
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