防災士というのは「防災の自助(自らを守る)・互助(協働=地域とともに助け合う)の原則とともに公助(行政など)との連携につとめて、社会の様々な場で減災と社会の防災力向上のための活動に必要な十分な意識・知識・技能を有する者として認められた人」のこと。
NPO法人・日本防災士機構が認定する資格で、2003年から認定が始まり、2010年6月末(現在)全国で40,103人がその資格を取得している、という。
私(店長)も、防災に関わる仕事をしているので資格が始まった頃から防災士なるものに興味はあった。
でも、生来の無精者である私は、資格取得という行為自体に余り(というかほとんど)興味がなかったため、また、「ずっと、仕事が忙しいから」という理由で防災士を受けることはなかった。
しかし、ここ数年、社内でも既に何名かが資格取得したし、更に、防災士研修センターの人と個人的にお付き合いが増えてしまったこともあって「一度受けてみませんか?」なんて話しになって「じゃあ受けてみようかな」と軽い気持ちで5月末に受講することになってしまった。
さて、
防災士の資格を得るためには、いくつかのステップがある。
(1)Seishop(セイショップ)[※お勧め]もしくは防災士研修センターからネット申込をし受講料も支払う。
(2)すると資料や受講手引きが送られてくる。
(3)この送られてきた資料の中に、予習問題が入っているので、資料を見ながら予習する。
早い人で2時間から数時間かかる。
(4)約2日から3日間かけて各会場に出向いて、必要なカリキュラムを受講(勉強)する。
結構、防災業界の著名な先生方の授業が受けられるので面白い。
(5)受講の最終日に、資格試験がある。選択式の問題が30問あって、21問以上の正解で合格。
仮に落第しても、何度でも合格するまで無料で受け直すことができる、らしい。
合格率は8〜9割くらい。
ひっかけ問題もあるので満点合格するのは結構むずかしいと思われる。
(6)合格通知が届く。
試験結果が満点の場合のみお知らせしてくれる。
がんばれば満点も取れますよ。
(7)地元の消防署や赤十字などの団体で「普通救命講習」を受ける。受講費用は1000円くらい。
AEDの使い方や心臓マッサージなど自習するのだけれど、約3時間くらいかかる。
受講後すぐに結構立派な「認定証(貴方は救命講習を履修しましたよ)」がもらえる。
(8)免許証用の自分の顔写真を撮影し、救命講習認定証のコピーとともに日本防災士機構に防災士申請を郵送する。
(9)しばらくすると防災士の免許が送られてくる。
防災士証の裏には自分の顔写真が入っている。
(10)これでTSUTAYAでレンタル会員にもなれるかもしれない。
ちなみに、防災士になると、登録地域で大きな災害がおこったりした場合など、
自治体や消防機関から要請があった場合には、その管轄内に居住する防災士の氏名が通知され、
消防などから協力願いが来たりするかもしれない。
防災格言,格言集,名言集,格言,名言,諺,哲学,思想,人生,癒し,豆知識,防災,災害,火事,震災,地震,危機管理,非常食