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斎藤栄が阪神淡路大震災の時に残した格言(推理作家)[今週の防災格言325]

time 2014/03/03

斎藤栄が阪神淡路大震災の時に残した格言(推理作家)[今週の防災格言325]


『 私は助かった。助かった以上、なすべき仕事がある。 』

斎藤 栄(1933〜 / 推理作家 代表作『殺人の棋譜』『魔法陣シリーズ』)

曰く―――『 復興にあたって望ことはいくらもあるが《中略》、政財界、市民が自信をもって一人一人、自分のできることをするしかない。私もまた文章で今回の地震の姿を、多くの人に伝えるつもりである。 』

格言は讀賣新聞夕刊(1995年3月16日)より。

阪神淡路震災では関西での拠点としていた神戸市灘区のマンションが被害にあう。地震の時、たまたま横浜におり、神戸にいた娘も間一髪で災厄を逃れた。
震災一週間後に寝室に入ったとき、敷きっぱなしの布団の枕の上に大ダンスが倒れているのを見て「血塗れになって死んでいる自分の姿を、確実に思い浮かべた」という。書斎も「完膚なきまでに破壊され」、足の踏み場もない惨状に立って、「今こそ、地の魔法陣を書こう・・・(※原文ママ)」と決心したという。

斎藤 栄(さいとう さかえ)氏は、東京都大田区生まれ、神奈川県横浜市在住の推理小説家。中学時代から小説を書き始め、神奈川県立湘南高等学校在学時に、石原慎太郎らと同人誌『湘南文芸』を発行。東京大学法学部卒業後に地方公務員として横浜市役所へ勤務しながら執筆を続け『星の上の殺人』が「宝石」に掲載。1966年の『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。1972年から作家活動に専念、数多くの長編推理小説を手がけ、代表作に『紅の幻影』『奥の細道殺人事件』『紙の孔雀』『Nの悲劇』『方丈記殺人事件』、『水の魔法陣』などの《魔法陣シリーズ》、《タロット日美子シリーズ》、《殺人旅行シリーズ》、《小早川警視正シリーズ》など。将棋ファンとして知られており、将棋を題材にした著書も多数ある。

■「斎藤 栄」氏に関連する防災格言内の記事
石原慎太郎(2013.07.22 防災格言)
松尾芭蕉(2010.12.20 防災格言)
鴨長明[1](2008.03.31 防災格言)
鴨長明[2](2012.05.28 防災格言)
兼好法師「徒然草」(2010.01.04 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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