防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」

【春霞(はるかすみ)と朧(おぼろ)】

time 2023/03/13

【春霞(はるかすみ)と朧(おぼろ)】

この土日、本牧(神奈川県横浜市中区本牧)を歩いていましたら、白木蓮 (はくもくれん)の花が美しく咲いていました。

…毎日が暖かく、テレビでは桜の開花が話題にのぼり、すっかり春の到来を感じる季節になって参りましたね。

 

さて、

冬は、遠くの景色まで綺麗に眺められますが、春になると、遠くの景色がなんだかぼんやりとしてきます。

まるで薄雲がかかったような景色になることがありますが、このような状態を「春霞(はるかすみ)」と呼びます。

 

春になって気温が暖かくなり草木が芽吹いてくると、植物の蒸散が活発となって、大気中の水蒸気の量が増えます。

そこに花粉や、チリや埃、そして、中国大陸から偏西風に乗った黄砂などがあわさって、遠くの景色がぼんやりと霞んで見えるのだそうです。

 

そして、「霞(かすみ)」という現象はとても風流です。

太陽がでている日中にはこの現象を「霞(かすみ)」と呼んでいますが夜になると同じ現象なのに古来から「朧(おぼろ)」と呼び名を変えて表現します。

千年昔の平安絵巻「伊勢物語」や「源氏物語」にも朧月夜が登場します。

春の夜に月が、ほのかに霞んでいる情景を「朧月夜(おぼろづきよ)」と呼び、朧月は、春霞と同じく春の季語にもなっています。

 春なれや 名もなき山の 薄霞(松尾芭蕉)

 花の顔に 晴れうてしてや 朧月(松尾芭蕉)

季節感を素直に詠んでいる芭蕉は良いですね。

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